日本文芸社から新刊本が出ます。
今年の冬から春にかけて、頑張ってきました。立体の花の本ですが、作りたいというか作りやすい花はほとんど作ってしまったので、残っているのは作りたいけど大変だな、と思うものばかりです。
試行錯誤を繰り返して、連休明けにやっと作品を作り終えました。わすれなぐさ、すずらん、ライラックといった小さい花や、水連、ポピー、ゼラニュームといった花です。
この出版社は、私たちに伝えてくるイメージがユニークで、私はそれがかなり気に入っています。前回は「南ヨーロッパの憂いをおびた姫」で、どこかでも書いたように私には「アキテーヌに嫁ぐ姫」のイメージだったのですが、今回は「ルクセンブルグの城に住む姫君の庭と温室」というものでした。
ページを繰るたびに物語が浮かび上がるとよいなと思っていたのですが、今回は正直なところ無理でした!むしろルドゥーテの美花選。で、10月の作品展ではこのイメージでご覧いただこうと思っています。